HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2014.12.03
名古屋芸大の「第9」に出演 ソプラノ・加地早苗
イタリア・ミラノ在住のソプラノ歌手加地早苗=愛知県岩倉市出身=が4日午後6時45分、名古屋・金山の日本特殊陶業市民会館である名古屋芸術大オーケストラ定期演奏会にソリストとして出演する。同大経営母体の創立60周年を記念し学生、卒業生、教職員総勢270人が出演してベートーベン「第9」を演奏する晴れ舞台に、欧州で活躍する卒業生として招かれた。
運を自らつかみ取ってきた。学生だった1994年、名古屋であったローマ歌劇場公演に「イタリア語もできないのに、オペラ歌手たちのお付きを志願し、有名歌手たちの人柄、音楽観に接して、イタリア留学を思い立った」という。
留学して2年後の99年、第3回マスカーニ国際声楽コンクールで優勝。大歌手カーティア・リッチャレッリに認められ「いろんな劇場で歌う機会をもらった」。オーディションやコンクールに次々挑戦し、歌う場を自分で切り開き、小澤征爾指揮のオペラにも出演した。「どれだけ泣いたかしれない。でも、どんな出会いにも意味がある」
来年5月に万博開幕を控え沸くミラノ。イタリア・ソムリエ界の頂点に輝いた名古屋出身の夫、林基就(もとつぐ)さんと現地在住の強みを生かし、日本の食や文化紹介に一役買う。
第9公演は入場無料(要整理券)。(問)名古屋芸大演奏課=電0568(24)5141
(2014年12月3日 中日新聞夕刊7面より)
運を自らつかみ取ってきた。学生だった1994年、名古屋であったローマ歌劇場公演に「イタリア語もできないのに、オペラ歌手たちのお付きを志願し、有名歌手たちの人柄、音楽観に接して、イタリア留学を思い立った」という。
留学して2年後の99年、第3回マスカーニ国際声楽コンクールで優勝。大歌手カーティア・リッチャレッリに認められ「いろんな劇場で歌う機会をもらった」。オーディションやコンクールに次々挑戦し、歌う場を自分で切り開き、小澤征爾指揮のオペラにも出演した。「どれだけ泣いたかしれない。でも、どんな出会いにも意味がある」
来年5月に万博開幕を控え沸くミラノ。イタリア・ソムリエ界の頂点に輝いた名古屋出身の夫、林基就(もとつぐ)さんと現地在住の強みを生かし、日本の食や文化紹介に一役買う。
第9公演は入場無料(要整理券)。(問)名古屋芸大演奏課=電0568(24)5141
(2014年12月3日 中日新聞夕刊7面より)