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2014.10.21
ノーベル賞に続け 名城大 復権狙う
■26日大学女子駅伝
大学女子の駅伝日本一を決める全日本大学女子駅伝(6区間38.0キロ)が26日、仙台市で行われる。16年連続出場の名城大は2年続けて優勝戦線に絡めず、今年が試金石。エースの高木(4年)を中心とした厚い選手層で2005年以来の優勝を狙う。
一昨年は7位で、10年連続で守った3位以内から脱落。昨年も6位と振るわなかった。名城大はかつて立命大、仏教大とともに06年から6年続けて3位までを独占。しかし、一昨年に筑波大が3位、昨年は創部4年目の大東大が2位に食い込むなど勢力図は変化している。米田勝朗監督は「駅伝を強化する大学が増え、流れが変わった」とした上で、今大会を「“強い名城大”として復活するための大事なレース」と位置付ける。
登録選手10人のうち5000メートル15分台のタイムを持つ選手が6人を占める大東大、5人を擁する立命大は強力だが、名城大も高木、湯沢(2年)赤坂(1年)と3人をそろえる。特筆すべきは全員が16分30秒以内という平均値の高さ。米田監督が「全体のレベルアップは確実にできた」と胸を張る層の厚さで2強に真っ向勝負を挑む。
大学院理工学研究科の赤崎勇教授が今年のノーベル物理学賞を受賞することになり、キャンパスは沸いた。理工学部で学ぶ高木は「駅伝でも名を売ることができれば、もっと注目してもらえる」と大学の知名度をさらに高める走りを誓う。
大会にはオープン参加の東北学連選抜を含む26チームが出場。4連覇をもくろむ立命大、大東大、名城大、関西学生対校女子駅伝を制した大阪学院大による優勝争いが予想される。7年連続出場の中京大は、一昨年大会1区区間賞の荘司(3年)を軸に昨年の21位を上回る順位を目指す。(斎藤正和)
(2014年10月21日 中日新聞朝刊26面より)
大学女子の駅伝日本一を決める全日本大学女子駅伝(6区間38.0キロ)が26日、仙台市で行われる。16年連続出場の名城大は2年続けて優勝戦線に絡めず、今年が試金石。エースの高木(4年)を中心とした厚い選手層で2005年以来の優勝を狙う。
一昨年は7位で、10年連続で守った3位以内から脱落。昨年も6位と振るわなかった。名城大はかつて立命大、仏教大とともに06年から6年続けて3位までを独占。しかし、一昨年に筑波大が3位、昨年は創部4年目の大東大が2位に食い込むなど勢力図は変化している。米田勝朗監督は「駅伝を強化する大学が増え、流れが変わった」とした上で、今大会を「“強い名城大”として復活するための大事なレース」と位置付ける。
登録選手10人のうち5000メートル15分台のタイムを持つ選手が6人を占める大東大、5人を擁する立命大は強力だが、名城大も高木、湯沢(2年)赤坂(1年)と3人をそろえる。特筆すべきは全員が16分30秒以内という平均値の高さ。米田監督が「全体のレベルアップは確実にできた」と胸を張る層の厚さで2強に真っ向勝負を挑む。
大学院理工学研究科の赤崎勇教授が今年のノーベル物理学賞を受賞することになり、キャンパスは沸いた。理工学部で学ぶ高木は「駅伝でも名を売ることができれば、もっと注目してもらえる」と大学の知名度をさらに高める走りを誓う。
大会にはオープン参加の東北学連選抜を含む26チームが出場。4連覇をもくろむ立命大、大東大、名城大、関西学生対校女子駅伝を制した大阪学院大による優勝争いが予想される。7年連続出場の中京大は、一昨年大会1区区間賞の荘司(3年)を軸に昨年の21位を上回る順位を目指す。(斎藤正和)
(2014年10月21日 中日新聞朝刊26面より)