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中日新聞掲載の大学記事

2014.09.29

愛知大学野球 中京、愛院大が雪辱

 1部の第4週第2日は28日、愛知県豊田市の豊田球場で2回戦2試合を行い、中京大が日福大に2−0で、愛院大が愛大に8−6でそれぞれ雪辱し、いずれも対戦成績を1勝1敗として29日の3回戦に持ち込んだ。

 中京大は7回2死から飯田(3年、愛知・東邦)の左越えソロで先制。8回にも1点を加えた。捕手・飯田の盗塁阻止もあり、山下(2年、岐阜・帝京大可児)が2安打完封し、今季初勝利を飾った。

 愛院大は1−3の5回、四球を足掛かりに1死一、三塁とし、泉地(4年、静岡・常葉学園菊川)の左犠飛で1得点。さらに3連打を浴びせて2点を奪い勝ち越した。6、9回も加点して引き離した。

■中京の捕手・飯田 足攻封じ完封演出

 視界の端で一塁走者がスタートを切るのが見えた。2回2死一塁。中京大の捕手、飯田はすかさず二塁へ球を投げた。球は鋭く伸びて遊撃手のグラブに収まり、走者が試みた盗塁を許さなかった。

 これを含め4回までに計3度の盗塁を阻止した。後半は走者が出ても、スタートを切るそぶりもしなくなった。日福大は春のリーグ戦で1部最多の31盗塁(14試合)。最大の武器である足を止め、エース山下の完封劇を支えた。山下は「盗塁を阻止してくれたから投球に集中できた」と感謝する。

 前日の1回戦は5盗塁を許して失点につなげてしまった。送球が高めに浮き、仕留められるタイミングなのにセーフになっていた。「制球に気を付ければ走られることはない」と、この日は低めを意識して腕を振った。

 リーグトップの勝ち点2を持つ日福大の連勝を5で止めた一戦。「相手の勢いを止めたのは大きい。次の試合につなげて勝ち点を取る」。接戦を守り切った自信を胸に、3回戦へ臨む。 (平野梓)

▽豊田(1勝1敗)
日福大 000000000―0
中京大 00000011x―2
本塁打 飯田(京)

▽同(1勝1敗)
愛院大 100033001―8
愛大 003001011―6

(2014年9月29日 中日新聞朝刊29面より)
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