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中日新聞掲載の大学記事

2014.04.27

愛知大学野球 愛大と名城大が先勝

 26日、愛知県豊田市の豊田球場で1部の第4週1回戦2試合が行われ、愛大が中京大に12−3、名城大が日福大に11−9で先勝した。

 愛大は1回、2連打と四球で無死満塁とすると、安藤(2年、岐阜・大垣日大)と長江(3年、愛知・東邦)が2連続適時打を放つなどして計5点を奪った。3回、5回、7回にも加点した。名城大は2−0の4回、四球を足掛かりに寺村(4年、滋賀・長浜北)、犬飼(4年、愛知産大工)の2連続二塁打などに失策や四球を絡めて打線をつなぎ、一挙8点を奪って突き放した。日福大は7回に5本の長短打を放って2点差まで詰め寄ったがあと1本が出なかった。

■先頭 嶋谷が点火 愛大、初回一気に5点

 1回の先頭打者として意識していることがある。「立ち上がりを攻めれば相手投手に圧力を与えられる」。愛大の嶋谷(4年、愛知・東邦)は5球目の真っすぐを思い切りはじき返した。右前に運んだ一打は中京大の先発山下(2年、岐阜・帝京大可児)を揺さぶるには十分だった。続いて内野安打と四球の走者が出た。打線はさらに連打して大量点を奪った。

 試合前に山下の投球練習を見て、球が高めに浮き変化球も切れが無いことに気付いていた。「相手は調子が悪いからストライクを欲しがるはず。その球を捉えればさらに厳しい状況に追い込める」。この打席は落ち着いて甘い球を待った。

 昨季はけがで一度も出場できなかった悔しい思いが原動力になっている。開幕直前に打撃マシンの球が顔に当たり、右の頬骨を骨折する全治1カ月の大けがを負った。「ようやく復帰を果たせた今季は、どんな球も食らい付いて出塁してチームの力になりたい」。1番打者の役割をひたむきに果たしていくことを誓った。(平野梓)

▽豊田(愛大1勝)
愛大  502010400―12
中京大 000002001―3

▽同(名城大1勝)
日福大 000040500―9
名城大 02081000x―11

(2014年4月27日 中日新聞朝刊27面より)

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