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中日新聞掲載の大学記事

2014.04.20

愛知大学野球 中京大と日福大が先勝

 19日、名古屋市の瑞穂球場で1部の第3週1回戦2試合を行い、中京大が愛院大に3−0、日福大が中部大に2−0で先勝した。

 中京大は7回、敵失と野選で無死満塁とすると川本(3年、愛知・中京大中京)の右前打で先制。さらに代打栗岡(2年、同)の右前適時打などで2点を追加し、勝負を決めた。

 日福大は6回2死三塁から熊崎(3年、愛知啓成)と南部(4年、富山・砺波工)の連続適時打で2点を奪った。中部大は終盤の得点機を生かせなかった。=中日新聞社後援

■中京大の川本冷静 7回好機に先制打

 冷静に状況を判断して好機をものにする。中京大らしいプレーがようやく復活した。

 7回、相手の失策をきっかけに無死満塁のチャンスを得た。打席に立ったのは川本。「内野ゴロだけは絶対に打たない。最低でも右方向への犠飛」と低めのボール球には手を出さず、甘く入った直球をフルスイングで右前に運んだ。

 勝ち点を落とした第1週の反省があった。何度も得点圏に走者を進めたが、後続がなかった。「ただ打っているだけ。意図のある打撃ができていなかった」と半田監督。以降の練習はさまざまな状況を想定し、1人1人が「どの方向に打つのか」「どう打つのがいいのか」といった意識を持って取り組んだ。

 2部から復帰していきなり優勝した昨季は当たり前にできていた。昨季の戦力が大幅に抜けた上に今季はけが人が多いが、目指す野球は同じだ。「7回で打線がつながったのはみんなの意識が戻り始めている証し」と川本。連覇への道筋が見えてきた一戦となった。(平野梓)

▽瑞穂(中京大1勝)
愛院大 000000000―0
中京大 00000030x―3

▽同(日福大1勝)
日福大 000002000―2
中部大 000000000―0

(2014年4月20日 中日新聞朝刊28面より)

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