進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2014.03.17

豊川にゆかり深い万葉集の歌碑除幕 三河国総社

 古代の豊川市にゆかりの深い万葉集の歌碑の除幕式が16日、同市白鳥町の神社「三河国総社」で行われた。

 刻まれた歌は歌人高市黒人(たけちのくろひと)の「妹(いも)も我(あれ)も一つなれかも三河なる二見の道ゆ別れかねつる」。702(大宝2)年、持統天皇の三河国御幸に同行した際に詠んだとされる。

 歌を揮毫(きごう)したのは、名古屋女子大の竹尾利夫教授(65)=豊川市中央通。名古屋市の生涯学習の一環として万葉集に関する講座を長年にわたって開講。昨年春ごろから、受講生らの間で記念の歌碑を建てる計画が持ち上がり、三河国府の跡もある同総社が設置を快諾したという。

 約120人の受講生らを前にあいさつした竹尾教授は「この総社の前の道がまさに『二見の道』だと思われ、その場所に歌碑を建てることができ本当にうれしい。全国の万葉集愛好者に見てほしい」と話した。

(2014年3月17日 中日新聞朝刊三河総合版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ