HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2014.03.18
来月、中京大ラグビー部入部 川岸由季奈
■男の中で鍛える 目標は女子W杯日本代表
大男に交じって懸命にボールを追い、そして体をぶつける。4月から中京大ラグビー部の一員となる川岸由季奈(18)は「高校と違って新鮮だけど、レベルの違いが大変」と、一足先に踏み込んだ大学生・男子ラグビーの世界に期待と、そして少しの悔しさを見せた。
父、兄、弟の影響で4歳から自然と始めたラグビー。「ボールを持って鬼ごっこみたいに走るのが楽しくて」。気付けば楕円(だえん)球のとりこになり、時習館高に通う傍ら名古屋レディースに所属。主にSHを務め、高3の冬に行われたU18花園女子セブンズには西軍代表として出場するなど活躍した。
高校卒業後は女子だけのチームに進む選択肢もあったが、あえて一般受験で中京大の門をたたき、男子と体をぶつけることにした。「本格的にラグビーをやって、もっと強くなりたかった」からだ。そして同じく中京大のラグビー部に所属している名古屋レディースの先輩、本間美月に憧れたからだった。
男子大学生に交じっての練習は「体力も走力も当たりも技術も、1つも勝てない」と想像以上に厳しい世界を実感。そして何より悔しいのは、女子だからと手加減されること。「まずは男子と同じメニューをこなして、女子と思わせないよう頑張りたい」。中本光彦監督から「無理するな」と声を掛けられて流したのは悔し涙。目指すのは、女子ラグビーワールドカップ(W杯)の代表だ。
(川村庸介)
◆女子ラグビーの現状
15人制では日本は昨年9月のW杯アジア予選でカザフスタンに敗れ、今年8月にパリで行われるW杯本大会への出場を逃している。一方、7人制は2016年リオデジャネイロ五輪から正式種目に採用される。参加国・地域は開催国枠のブラジルを含め12で、14−15年ワールドシリーズの上位4チームと各地域大会の6チーム、最終予選を勝ち上がった1チームが出場権を得る。
(2014年3月18日 中日スポーツ9面より)
大男に交じって懸命にボールを追い、そして体をぶつける。4月から中京大ラグビー部の一員となる川岸由季奈(18)は「高校と違って新鮮だけど、レベルの違いが大変」と、一足先に踏み込んだ大学生・男子ラグビーの世界に期待と、そして少しの悔しさを見せた。
父、兄、弟の影響で4歳から自然と始めたラグビー。「ボールを持って鬼ごっこみたいに走るのが楽しくて」。気付けば楕円(だえん)球のとりこになり、時習館高に通う傍ら名古屋レディースに所属。主にSHを務め、高3の冬に行われたU18花園女子セブンズには西軍代表として出場するなど活躍した。
高校卒業後は女子だけのチームに進む選択肢もあったが、あえて一般受験で中京大の門をたたき、男子と体をぶつけることにした。「本格的にラグビーをやって、もっと強くなりたかった」からだ。そして同じく中京大のラグビー部に所属している名古屋レディースの先輩、本間美月に憧れたからだった。
男子大学生に交じっての練習は「体力も走力も当たりも技術も、1つも勝てない」と想像以上に厳しい世界を実感。そして何より悔しいのは、女子だからと手加減されること。「まずは男子と同じメニューをこなして、女子と思わせないよう頑張りたい」。中本光彦監督から「無理するな」と声を掛けられて流したのは悔し涙。目指すのは、女子ラグビーワールドカップ(W杯)の代表だ。
(川村庸介)
◆女子ラグビーの現状
15人制では日本は昨年9月のW杯アジア予選でカザフスタンに敗れ、今年8月にパリで行われるW杯本大会への出場を逃している。一方、7人制は2016年リオデジャネイロ五輪から正式種目に採用される。参加国・地域は開催国枠のブラジルを含め12で、14−15年ワールドシリーズの上位4チームと各地域大会の6チーム、最終予選を勝ち上がった1チームが出場権を得る。
(2014年3月18日 中日スポーツ9面より)