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中日新聞掲載の大学記事

2008.11.29

「広小路」多彩な将来像 学生が提案 デザイン展始まる 名古屋

 名古屋市のメーンストリート「広小路通り」の将来像を、学生が立体的にデザインして提案した「広小路・夢・デザイン展」が28日、同市中区の三井住友銀行SMBCパーク栄で始まった。名古屋大、椙山女学園大など市内7大学の学生計約100人が、にぎわいを生む多彩なアイデアを披露している。12月8日まで、入場無料。

通り全体歩道に 路面電車走らせる

 広小路通りについては、同市が車道を減らして歩道を拡幅する広小路ルネッサンス事業を計画したが、中断している。市民が具体的なイメージにふれて議論する機会にしようと、各大学の8つの建築系研究室と、若手建築家グループ名古屋建築会議が企画した。

 栄−伏見間の800メートルを8ブロックに分け、各研究室がアクリル板などで、100分の1縮尺の立体模型を製作。通り全体を公園状の歩道にしたり、路面電車を走らせる、建物壁面に突き出しを設けて公共スペースにするなど、大胆な発想の模型が並ぶ。指導した名古屋大の恒川和久講師は「多様な案を参考に、街の人たちが意見を交わしてほしい」と話していた。

 最終日の12月8日午後5時からは、学生による説明会を開催。その後、同月10、11日は市中小企業振興会館(同市千種区)、12−27日は名古屋都市センター(同市中区)でも展示する。(島崎諭生)

(2008年11月29日 中日新聞朝刊県内版より)
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