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中日新聞掲載の大学記事

2014.02.24

WCSおもてなし学生実行委員会 コスプレ愛好者を世話

 漫画やアニメの登場人物の格好をするコスチュームプレー(コスプレ)の愛好者が国内外から名古屋に集まる「世界コスプレサミット(WCS)」。海外からの参加者に名古屋を満喫してもらい、一緒に交流を深めようと発足したのが、学生ボランティア団体「WCSおもてなし学生実行委員会」だ。

 WCSは2003年からテレビ愛知や名古屋市、大須商店街連盟などでつくる実行委が毎年夏に開催。米国や中国など20カ国の代表チームを含め1000人以上のコスプレーヤーが一堂に会する大イベントだ。

 「ホームステイのような感じで、おもてなししよう」「どんどん新しい仲間を増やさないと」。今月上旬、名古屋市東区のWCS事務局に学生実行委のメンバーら20人が集まり会合を開いた。

 各国からの参加者と同じ世代の若者たちが、親身になっていろいろな世話をする。昨年のWCSでは歓迎パーティーの企画から観光案内、通訳、コスプレの手伝いまでやった。

 「友達感覚のコンシェルジュ」。代表の中部大2年、江崎大さん(20)は、目指すおもてなしの形をそう表現。「彼らが日本にいる間はずっと一緒にいたので、泣いて別れを惜しんだ。今も連絡を取り合っている」

 今年新たに参加した椙山女学園大2年の川井泉紀さん(20)は「好きなアニメやコスプレを通じ、外国の人たちと仲良くなりたい。名古屋の魅力、大須の魅力も伝えたい」と張り切っている。 (坪井千隼)

 【メモ】 2012年に東海地方の大学生や専門学校生で結成。現在34人のメンバーがおり、今夏のWCSに向け、新たなメンバーを募集している。週1回のペースで打ち合わせがあるが、活動への参加は、できる範囲で可能。海外からの参加者の世話以外にも滞在費などを賄うスポンサー集めもしている。(問)WCS事務局=電052(962)2005

(2014年2月24日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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