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2014.02.03
東北被災「忘れるな」 名学院大生が継続的にボランティア活動
東日本大震災の発生から間もなく3年。被災者と被災地を忘れないため、名古屋学院大(熱田区、瀬戸市)の学生有志が現地で継続的にボランティア活動をしている。この春休みも3日から3月9日にかけて46人が相次いで東北入り。農水産業の仕事を手伝ったり、仮設住宅で暮らす人たちと交流したりする。 (鈴木龍司)
同大は2011年3月の震災後、長期の休みを利用して学生ボランティアを宮城、岩手県に派遣し続けており、これまで延べ600人が参加した。出発前には活動にあたっての心構えを身に付け、産業の復興状況などを学ぶ事前学習会を開く。実際に参加した学生には卒業に必要な単位として認定する。
当初は、がれきの処理など肉体労働が中心だったが、最近は業務を再開した水産会社や農家の仕事を手伝ったり、住人の孤立が問題となっている仮設住宅で、高齢者の話し相手をしたりしている。
ボランティア活動をコーディネートしている商学部の大宮有博准教授によると、被災から時間がたつにつれ、現地では「もう忘れられてしまったのでは」という声が出ている。大宮准教授はこうした被災者の力になるため、学生たちに一歩踏み出して現地に行くことを強く勧め、「震災から立ち上がろうとしている東北の人の強さを学んでほしい」と期待を込める
。
外国語学部1年の冨田光凌さん(18)は今月中旬から仙台市の農家の支援に行くため、先月28日に熱田区の名古屋キャンパスで開かれた学習会に参加。「現地の皆さんとしっかり話をして、自分に何が求められているのか考えながらお手伝いしたい」と話した。
(2014年2月3日 中日新聞朝刊市民版より)
同大は2011年3月の震災後、長期の休みを利用して学生ボランティアを宮城、岩手県に派遣し続けており、これまで延べ600人が参加した。出発前には活動にあたっての心構えを身に付け、産業の復興状況などを学ぶ事前学習会を開く。実際に参加した学生には卒業に必要な単位として認定する。
当初は、がれきの処理など肉体労働が中心だったが、最近は業務を再開した水産会社や農家の仕事を手伝ったり、住人の孤立が問題となっている仮設住宅で、高齢者の話し相手をしたりしている。
ボランティア活動をコーディネートしている商学部の大宮有博准教授によると、被災から時間がたつにつれ、現地では「もう忘れられてしまったのでは」という声が出ている。大宮准教授はこうした被災者の力になるため、学生たちに一歩踏み出して現地に行くことを強く勧め、「震災から立ち上がろうとしている東北の人の強さを学んでほしい」と期待を込める
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外国語学部1年の冨田光凌さん(18)は今月中旬から仙台市の農家の支援に行くため、先月28日に熱田区の名古屋キャンパスで開かれた学習会に参加。「現地の皆さんとしっかり話をして、自分に何が求められているのか考えながらお手伝いしたい」と話した。
(2014年2月3日 中日新聞朝刊市民版より)