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2014.01.05
全国地区対抗大学ラグビー 中部大決勝ならず 準決勝で東学大に苦杯
第64回全国地区対抗大学ラグビー大会(中日スポーツ後援)の準決勝2試合が4日、名古屋市の瑞穂ラグビー場であり、中部大(東海・北陸)は東学大(関東1区)に8−15で敗れ、決勝進出を逃した。6日の決勝は日本文理大(九州)−東学大のカードで行われる。
■終盤の追い上げ実らず
試合後の中部大ロッカーにフィフティーンのおえつが響いた。終盤に東学大を追い上げたが、最後は7点差で惜敗。1トライ1ゴールの差だった。「勝てた試合だった。プラン通りにできたけど、フィニッシュがね」。ニュージーランド出身のアファ・ハニパリ監督(46)が悔しさを押し殺しながら振り返った。
序盤から東学大の鋭いタックルに苦しめられた。風下だった前半は8分にラインアウトからモールで先制トライを許すなど8点のビハインドで折り返し。逆に風上となった後半は攻勢に出たが、敵陣でミスが続いた。
12点差に開いた試合終了間際に途中出場の田代のトライで追い詰めたものの、最後は中部大のスローフォワードの反則でノーサイド。FL沢村主将は「悔しいけど、やりたいサインプレーは全てやった。濃い80分間だった」と笑顔を見せた。
中部大ラグビー部は2014年で創部50周年。目標としていた決勝進出は逃したが、節目の年に全国大会に初出場し、1回戦で初勝利を挙げた。鶴見直城部長(41)は「歴史を1つ塗りかえてくれた」と前を向く。この日のスタメン15人のうち、13人は新チームに残る。さらに上を見据えた戦いが、すぐに始まる。(麻生和男)
(2014年1月5日 中日スポーツ6面より)
■終盤の追い上げ実らず
試合後の中部大ロッカーにフィフティーンのおえつが響いた。終盤に東学大を追い上げたが、最後は7点差で惜敗。1トライ1ゴールの差だった。「勝てた試合だった。プラン通りにできたけど、フィニッシュがね」。ニュージーランド出身のアファ・ハニパリ監督(46)が悔しさを押し殺しながら振り返った。
序盤から東学大の鋭いタックルに苦しめられた。風下だった前半は8分にラインアウトからモールで先制トライを許すなど8点のビハインドで折り返し。逆に風上となった後半は攻勢に出たが、敵陣でミスが続いた。
12点差に開いた試合終了間際に途中出場の田代のトライで追い詰めたものの、最後は中部大のスローフォワードの反則でノーサイド。FL沢村主将は「悔しいけど、やりたいサインプレーは全てやった。濃い80分間だった」と笑顔を見せた。
中部大ラグビー部は2014年で創部50周年。目標としていた決勝進出は逃したが、節目の年に全国大会に初出場し、1回戦で初勝利を挙げた。鶴見直城部長(41)は「歴史を1つ塗りかえてくれた」と前を向く。この日のスタメン15人のうち、13人は新チームに残る。さらに上を見据えた戦いが、すぐに始まる。(麻生和男)
(2014年1月5日 中日スポーツ6面より)