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中日新聞掲載の大学記事

2013.12.25

ハンドボール全日本総合選手権 中京大エース小塩7得点 高速パス連発で敵守備混乱

 ハンドボールの第65回全日本総合選手権が24日、名古屋市の枇杷島スポーツセンターで開幕し、中京大(愛知)が長崎社中に23−21で競り勝った。エースの小塩豪紀(4年)がチームトップの7得点を奪う活躍を見せた。HONDA(三重)は早大に26−32、HC岐阜(岐阜)は大体大に24−33で敗れた。女子は25日に1回戦がある。

 中京大が持ち味を存分に発揮した。豊富な運動量で次々と高速パスをつなぎ、敵守備を混乱に陥れる。正確なシュートで仕留めたのが小塩だ。

 「個人的には70点ぐらい。納得してませんが、勝てて良かったです」と小塩。長崎社中は日本リーグ勢を除けば、実力はピカ一の強豪クラブ。後半は猛追にあったが、前半のリードが生きた。

 中京大は11月下旬の全日本学生選手権(インカレ)で、初の準優勝を果たした。決勝は早大に敗れたが、26−27と大善戦。小塩は7人の優秀選手の1人に選ばれた。「関東の強豪相手にもやれる。個人的には手応えもつかめました」。個人としてもチームとしても、躍進の勢いに乗っている。

 船木浩斗監督(30)は「小塩は相手が出てきたらパス、引けばシュートと良い判断ができる。将来有望ですよ」とその才能にほれ込む。卒業後は日本リーグの豊田合成(愛知)に入社し、日本最高峰の舞台で戦う。

 全日本総合は大学最後の大会。次戦は日本リーグ5位の琉球コラソンに挑む。小塩は「どこまで粘れるか。最後ですし、楽しんでやりたい」。最後の舞台で、持つ力を出し切る。 (青山直樹)

(2013年12月25日 中日スポーツ9面より)
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