HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2013.12.14
教員ら薬膳学会を設立 鈴鹿医科大 資格取得の授業も
鈴鹿市の鈴鹿医療科学大は13日、教員らが中心となって「日本薬膳学会」を設立したと発表した。東洋医学の薬膳に西洋医学の視点を加え、高度な研究を進める。新たな資格も設ける予定で、来年4月から、資格取得に向けた授業を始める。(鈴木智重)
全国には民間団体などによる薬膳の学会や研究会はあるが、大学が全面的に関わる学会は初めてという。東洋医学の研究に力を入れる同大には、薬学、栄養学の専門教員がそろっており、特色を生かせると設立。全国から一般会員を募り、学術集会や学会誌の刊行を通して研究を深める。
学会では「医療薬膳師」の資格を新設。3年間、生薬や調理学実習など計14科目の授業を修め、認定試験に合格した学生に、資格を与える。当初は医療栄養、鍼灸(しんきゅう)の両学科の学生を対象にする。授業内容は、友好協力提携を結んでいる中国の天津中医薬大と共同で作り、教員も派遣してもらう。
医療薬膳師の資格を得た学生は、病院や福祉施設で活躍する想定。授業の受講対象は、両学科以外にも順次広げる。
学会代表理事の高木久代鍼灸学科教授は「東洋と西洋の医学を融合し、安全で効果が高い新たな薬膳を作り出し、それを提供できる人材を育成したい」と話している。
(2013年12月14日 中日新聞朝刊三重総合版より)
全国には民間団体などによる薬膳の学会や研究会はあるが、大学が全面的に関わる学会は初めてという。東洋医学の研究に力を入れる同大には、薬学、栄養学の専門教員がそろっており、特色を生かせると設立。全国から一般会員を募り、学術集会や学会誌の刊行を通して研究を深める。
学会では「医療薬膳師」の資格を新設。3年間、生薬や調理学実習など計14科目の授業を修め、認定試験に合格した学生に、資格を与える。当初は医療栄養、鍼灸(しんきゅう)の両学科の学生を対象にする。授業内容は、友好協力提携を結んでいる中国の天津中医薬大と共同で作り、教員も派遣してもらう。
医療薬膳師の資格を得た学生は、病院や福祉施設で活躍する想定。授業の受講対象は、両学科以外にも順次広げる。
学会代表理事の高木久代鍼灸学科教授は「東洋と西洋の医学を融合し、安全で効果が高い新たな薬膳を作り出し、それを提供できる人材を育成したい」と話している。
(2013年12月14日 中日新聞朝刊三重総合版より)