愛知大学野球春季リーグ（中日新聞社後援）は第２週第１日の１２日、名古屋市の瑞穂球場で１部の１回戦２試合を行い、愛産大と中部大が先勝した。

　愛産大は寺田、井田のリレーで完封して今季初勝利を挙げた。中京大は終盤の２併殺が最後まで響いた。中部大は８回に２点差を追いつくと、９回に立林の右越え本塁打で勝ち越して３連勝。愛工大は４投手で逃げ切りを図ったが、逆転を許した。

中京大打線封じる

　愛産大でエースを争う２人が、中京大打線を沈黙させた。

　先発した寺田は昨秋にチーム最多の２勝を挙げた右腕。ただ、今季の第１週は同じ４年の右腕井田が初戦に先発し、２戦目に回っていた。今週は１戦目に起用され「気合が入った。絶対に先に点をやるまいと思った」。切れのある直球で打者を詰まらせて、７回を無失点。

　井田も２回を抑え、青山監督は「これしかないという勝ち方。投手がいいリズムをつくった」と喜んだ。

◇瑞穂（愛産大１勝）

愛産大　００００００１１０―２
中京大　０００００００００―０

◇同（中部大１勝）

中部大　０１０００００２１―４
愛工大　２０００００１００―３

◇２部（１２日・名城大）

東学大　１０００１００００―２
星城大　００００００００３―３
（東）田島、永山−中野、中山
（星）林−後田

名院大　２００００００００―２
愛知大　０００２０１００ｘ―３
（名）河瀬、猪塚−磯部
（愛）上田−赤田
本塁打　赤田（愛）

（2008年4月13日　中日新聞朝刊30面より）