第３４回豊田マラソン（豊田市、中日新聞社など主催）が１７日、豊田市の豊田スタジアムを拠点に開かれた。１万１２４９人が出場し秋晴れの下、市街地を駆け抜けた。市内の高橋中学校ブラスバンド部の演奏、とよたＰＲ大使や寺部武将隊の応援もあり、盛り上げた。

　１０キロ女子１部（高校−２９歳）で初優勝を飾ったのは至学館大３年の矢野貴恵さん（２０）＝岡崎市。「６位だった昨年よりタイムも上がり、景色を眺めながら走れた」と喜びをかみしめた。

　小学生のころから陸上を始め、現在はトラック競技の５０００メートルが専門。「走るのは沿道から声援を受けたり、競技後も選手同士で会話ができて楽しい」と言い、マラソンにも挑戦しているという。

　「今後はいろんな競技で勝てるようになりたい」と話した。

（2013年11月18日　中日新聞朝刊14面より）