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中日新聞掲載の大学記事

2013.11.10

町の危険箇所チェック 野々市 金沢工大生と住民ら

 「防災まち歩き」と銘打ち、金沢工業大(野々市市)の建築系学科の学生有志でつくる防災減災プロジェクトチーム「SoRA」が9日、大学の地元の高橋町内会の住民や市職員と一緒に町内を巡り、危険箇所を調べた。

 金沢市境に位置する高橋町はキャンパスと学生寮、民家、田畑が混在し、万一の際は学生と住民の連携が欠かせない。学生は日ごろ、建物の耐震などを学んでおり、5月にチームを発足後、住民、市職員を交えて月1回の勉強会を重ねてきた。

 40人が参加し、3班に分かれて歩いた。参加者たちは、ふたがない側溝やミラーがない交差点、道路の亀裂などを見つけて写真に収めた。個人で解決できることなのか、行政に依頼することなのかを整理しながら地図に落とし込んだ。

 今後も勉強会を継続し、危険箇所の改善を目指す。SoRAリーダーの建築学科3年、渡辺優さん(21)は「ゆくゆくは野々市市全体に取り組みを広げたい」と話している。 (谷知佳)

(2013年11月10日 北陸中日新聞朝刊22面より)
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