進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2013.11.11

竹川ひかるアマ優勝 Pリーガーを撃破 大学4年生 夢は世界で金

 男女ともアマチュアの全日本ナショナルチーム代表選手が制した。マスターズ(男子)は高橋俊彦(30)=岐阜県体育協会=が、クイーンズ(女子)は竹川ひかる(22)=朝日大4年=がそれぞれ初優勝。アマチュア選手の優勝は男子は14大会ぶり4人目、女子は2大会ぶり2人目の快挙だった。

 最後はストライクで締めた。現役女子大生ボウラーの竹川ひかる。予選は13位通過だったが、その後テレビでも活躍する現役Pリーガーたちを倒して頂点に。女子のアマチュア選手では2人目の優勝者として名を連ねた。

 「この大会では上位8人までに入るのが目標だったんです。でも、とんとん拍子に勝ち上がっちゃって」と目を輝かせて言った。

 ボウリングを始めたのは小学校4年。この日応援にかけつけていた両親とともにレーンに出掛けたのがきっかけだった。ピンを倒す魅力のとりこになり、中学でも、高校でもボウリングに夢中。そして大学4年になった今でも。

 朝日大ではビジネス企画学科で学び、体育会ボウリングチームに所属している。2年の時にNHK杯全日本選抜選手権で優勝し、3年になるとナショナルチームに選ばれた。そして昨年度は全日本大学個人選手権、全日本選手権を制した。友人とのショッピングが楽しみだそうだが、授業が終わった午後5時からは毎日3時間の練習を欠かさない。

 プロなら支給されたはずの優勝賞金もなし。だが「目標はプロではなく、国際大会で金メダルを日本に持ち帰ることです」と竹川はきっぱりと口にした。

 ▼竹川ひかる(たけかわ・ひかる) 1991(平成3)年6月23日生まれの22歳。162センチ、46キロ。岡山県出身。9歳からボウリングを始め、中学3年の時に全日本中学選手権6位。倉敷工3年の時に新潟国体少年女子個人戦準優勝。現在、朝日大ビジネス企画学科4年。昨年の岐阜国体では成年女子個人戦準優勝。

(2013年11月11日 中日スポーツ9面より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ