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2013.10.15
愛知大学野球 愛大が残留決定
愛大が名城大に8−3で勝ち、2勝1敗で勝ち点1とした。この結果、愛大は5位以上が確定し、1部残留が決定。全日程を終了している名商大の6位も決まり、2部優勝校との入れ替え戦(11月9、10日・瑞穂ほか)に出場する。また、中部大の2位も確定し、明治神宮大会(11月16日から5日間・神宮)の出場権を争う東海・北陸・愛知三連盟王座決定戦(11月2〜4日・瑞穂)進出を決めた。
■水越が熱投
珍しいほど大きなガッツポーズが、うれしさを物語っていた。水越が14安打を浴びながらも3失点完投。春の覇者がやっとつかんだ今季初勝ち点が、1部残留決定にもつながった。「後輩たちを2部に行かせたくない。1部に残りたい気持ちだけだった」。12日の1回戦に続いて、リーグ戦通算11勝目を挙げた4年生左腕が笑顔で話した。
エースの3年生右腕・森が腰痛で開幕直後に戦線離脱。森と水越の2枚看板で春季リーグ戦を制したチームは、転がり落ちるように順位を下げていった。
「森がいなくなっただけで、これだけ落ちた。責任はボクにもある」と水越。代わりに1、3回戦の先発を任された水越の体も、疲労から腰、背中と満身創痍(そうい)。「痛いところだらけです」と本音を打ち明ける。3連投となったこの日は1回から8回まで毎回安打を打たれたものの、気持ちだけは切らさなかった。
「最後は勝ったら優勝くらいの緊張感だった。今週で決められて良かった」と八田剛監督(41)。水越も「背負っていたものが全部降りた」と胸をなで下ろした。
次週は最終カードの愛院大戦。4年生にとっては学生最後の試合でもある。水越が「勝って終わりたい」と言えば、この日2安打2打点の4年生主砲・松本道も「最後なので楽しみたい」と話した。春の優勝校らしく、最後まで戦い抜くつもりだ。 (麻生和男)
▽3回戦(愛大2勝1敗)
名城大 000100200―3
愛大 30101030x―8
(2013年10月15日 中日スポーツ9面より)
■水越が熱投
珍しいほど大きなガッツポーズが、うれしさを物語っていた。水越が14安打を浴びながらも3失点完投。春の覇者がやっとつかんだ今季初勝ち点が、1部残留決定にもつながった。「後輩たちを2部に行かせたくない。1部に残りたい気持ちだけだった」。12日の1回戦に続いて、リーグ戦通算11勝目を挙げた4年生左腕が笑顔で話した。
エースの3年生右腕・森が腰痛で開幕直後に戦線離脱。森と水越の2枚看板で春季リーグ戦を制したチームは、転がり落ちるように順位を下げていった。
「森がいなくなっただけで、これだけ落ちた。責任はボクにもある」と水越。代わりに1、3回戦の先発を任された水越の体も、疲労から腰、背中と満身創痍(そうい)。「痛いところだらけです」と本音を打ち明ける。3連投となったこの日は1回から8回まで毎回安打を打たれたものの、気持ちだけは切らさなかった。
「最後は勝ったら優勝くらいの緊張感だった。今週で決められて良かった」と八田剛監督(41)。水越も「背負っていたものが全部降りた」と胸をなで下ろした。
次週は最終カードの愛院大戦。4年生にとっては学生最後の試合でもある。水越が「勝って終わりたい」と言えば、この日2安打2打点の4年生主砲・松本道も「最後なので楽しみたい」と話した。春の優勝校らしく、最後まで戦い抜くつもりだ。 (麻生和男)
▽3回戦(愛大2勝1敗)
名城大 000100200―3
愛大 30101030x―8
(2013年10月15日 中日スポーツ9面より)