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2013.09.20
全日本学生フォーミュラ大会 若い頭脳と技術を搭載 課題見つけ次に生かす
■“モノづくりニッポン”を担う
山間のコースにエンジン音がこだまする。奏でるのは“モノづくりニッポン”を担う学生らが、市場を想定して設計・製作した個性豊かなフォーミュラマシンだ。
3〜7日、静岡県袋井市の小笠山総合運動公園エコパで開かれた「全日本学生フォーミュラ大会」。走行性能やデザインだけでなく、コスト管理やプレゼンテーションまで、自動車関連メーカーの技術者らが総合的に審査する。若い技術者の育成を目的に2003年から始まり、今大会からは電気自動車(EV)クラスが正式に設けられた。
安全で確実に走るマシンをいかに格好よく見せ、適正な価格でどう売り込むか−。ピット内で、汗とオイルにまみれ整備されたマシンは若い頭脳と技術を載せ、タイヤをきしませて疾走した。
約20キロの耐久走行で、トラブルにあいながらも完走し、78チーム中、総合4位に入った名古屋大の鵜生(うのう)知輝さん(22)は「思い通りにいかず悔いが残る。課題の暑さ対策を次に生かしたい」と話した。
挑戦してこそ見える課題。そして課題を乗り越えようとすることが、大会の持つ意義といえる。戦いを終えた学生たちは、スッキリした表情で記念写真に納まった。
写真・文 川戸賢一
(2013年9月20日 中日新聞夕刊8面より)
山間のコースにエンジン音がこだまする。奏でるのは“モノづくりニッポン”を担う学生らが、市場を想定して設計・製作した個性豊かなフォーミュラマシンだ。
3〜7日、静岡県袋井市の小笠山総合運動公園エコパで開かれた「全日本学生フォーミュラ大会」。走行性能やデザインだけでなく、コスト管理やプレゼンテーションまで、自動車関連メーカーの技術者らが総合的に審査する。若い技術者の育成を目的に2003年から始まり、今大会からは電気自動車(EV)クラスが正式に設けられた。
安全で確実に走るマシンをいかに格好よく見せ、適正な価格でどう売り込むか−。ピット内で、汗とオイルにまみれ整備されたマシンは若い頭脳と技術を載せ、タイヤをきしませて疾走した。
約20キロの耐久走行で、トラブルにあいながらも完走し、78チーム中、総合4位に入った名古屋大の鵜生(うのう)知輝さん(22)は「思い通りにいかず悔いが残る。課題の暑さ対策を次に生かしたい」と話した。
挑戦してこそ見える課題。そして課題を乗り越えようとすることが、大会の持つ意義といえる。戦いを終えた学生たちは、スッキリした表情で記念写真に納まった。
写真・文 川戸賢一
(2013年9月20日 中日新聞夕刊8面より)