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中日新聞掲載の大学記事

2013.09.08

名大 天文学を分かりやすく解説 「福井教室」が99回目 100回記念は11月9日に市科学館で

 電波天文学が専門の福井康雄・名古屋大大学院教授(61)が宇宙の話題を市民向けに講演する「福井教室」が99回目を迎えた。16年前に始まった名物講座で、11月9日には100回記念の特別講演会が中区の市科学館で開かれる。

 福井教室は1997年10月に始まり、一時休止したが最近は2カ月に一度のペースで開催。万有引力の法則などの基本から、宇宙の成り立ちに関する最新の研究成果まで、聴講者との対話を取り入れながら分かりやすく説明してきた。

 99回目となった7日は、宇宙空間での水素原子の振る舞いについて解説。子どもから高齢者まで約100人の天文学ファンが訪れ、活発に質問が飛んだ。

 教室について福井教授は「興味のある市民に応える形でいい機会をつくれたと思っている。あと10年くらいはやりたい」と話す。

 11月9日の特別講演会は市科学館で午後1時半から。プラネタリウム観望会も同時開催する。高校生以上は有料。事前申し込みが必要で、問い合わせは名古屋大星の会事務局=電052(789)2837=へ。 (木下大資)

(2013年9月8日 中日新聞朝刊26面より)
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