進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2013.05.25

ストレス吹き飛ばせ 鈴鹿医療科学大 来月1日にセミナー 「笑顔とタッチで健康に」

 鈴鹿医療科学大に新たにできた臨床心理コースの教授2人が6月1日午後1時から、「ストレスをふき飛ばそう」と題した一般公開セミナーを同大千代崎キャンパス(鈴鹿市岸岡町)で開く。笑顔を作ったり体を軽くタッチしたりと、簡単にできるストレス解消法を3時間の講座で伝授する。申し込み不要。参加無料。

 認定心理士やカウンセラーを育成する臨床心理コースは、保健衛生学部医療福祉学科に4月から新設された。セミナーは、地域の人たちに楽しみながら臨床心理学に触れてもらおうと、担当教授の橋元慶男さんと中川一郎さんが企画した。

 日本笑い学会理事でもある橋元さんは、「笑顔のエクササイズ」を紹介。作り笑いでも、目の下やほほの筋肉が動くと、脳には「心地よい状態」と認識されて血流やホルモン量が増す。こうした効用をデータで確認し、参加者とともに顔の運動を実践する。

 中川さんは、心と体の新たなケア方法として自ら開発し、国内外で普及しつつある「タッピングタッチ」を披露する。肩や背中、腰などを軽くリズミカルに触れられると、不安や緊張が和らぐ効果があるといい、参加者同士で体感してもらう。

 2人は「心理学というと敷居が高いが、レクリエーションのようなケア方法もある。大人から子どもまで年齢を問わないセミナーなので、家族や友人で気軽に参加して、より健康になってもらいたい」と呼び掛けている。

 研究を実践する場として、将来は一般向けのカウンセリング室設置も検討しており、セミナーは、その第一歩でもある。7月と9月にも講師を招くなどして、マジックやユーモア、コミュニケーションを主題にした講座を企画している。

 問い合わせは、同大=電059(383)8991=へ。(鈴木智重)

(2013年5月25日 中日新聞朝刊津市民版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ