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中日新聞掲載の大学記事

2013.04.30

愛知大学野球 愛院大が勝ち点2に

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第4週第3日は29日、愛知県日進市の名商大グラウンドで3回戦1試合を行い、愛院大が中部大に6−0で勝利し、2勝1敗で勝ち点を2とした。

 愛院大は0−0の7回1死三塁、代打の木村成(4年、愛知・愛産大工)の中前適時打で先制。8回には鈴木雄(1年、静岡・静清)の満塁本塁打で突き放した。原崎(2年、静岡)が5安打に抑えて完封した。

■木村成の初安打 チームを救う

 打球が2遊間を抜けると愛院大の木村成は走りながら何度も拳を突き上げた。自身の公式戦初安打がもたらした貴重な1勝。歓喜が派手なガッツポーズとなって表れた。

 両チーム無得点の重苦しい展開で巡ってきた7回の好機。「来た球を打つだけ」と狙い球を絞らず、外角の直球を思い切り振り切った。詰まった打球は大きくバウンドしながら中前へ転がり、チーム全員が総立ちで喜ぶ先制打となった。

 7季連続優勝に向け、もう勝ち点を落とせないチームを救う1打。梶原監督は「アップの時からみんなを引っ張る姿勢を見せてくれている。よく打ってくれた」と表情を緩ませた。「自分の持ち味は打撃。常に準備し続けたい」。ヒーローの声には自信がみなぎっていた。 (深世古峻一)

◇名商大(愛院大2勝1敗)
中部大 000000000―0
愛院大 00000024X―6
本塁打 鈴木雄(院)

(2013年4月30日 中日新聞朝刊23面より)
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