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中日新聞掲載の大学記事

2013.04.07

愛知大学野球 愛院大が開幕白星

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)は6日、名古屋市の瑞穂球場で開幕し、開会式に続き行われた1部の1回戦では、7季連続優勝を目指す愛院大が愛産大に2−0で先勝した。

 愛院大は0−0で迎えた7回1死2塁、古川の左越え適時3塁打で先制。続く石井の打席では捕逸で加点し、好機を着実に生かす戦いぶりで接戦を制した。投げては萩原が散発6安打に抑えて完封。愛産大は打線がつながらなかった。

 同球場で2試合目に予定されていた1部の名城大−中部大は雨天中止となり7日に順延された。

■萩原6安打完封

 持ち味の力強い投球で昨春のリーグ最優秀選手の貫禄をみせた。昨秋の開幕カードで2連敗した愛産大に、長打を許さず6安打で完封。開幕戦でチームを勢いづけた愛院大の萩原は「去年の悔しさがあったので完封を狙った」と喜んだ。

 序盤はスライダーが決まらずボールが先行。3回まで毎回走者を出して苦しんだ。変化球でストライクが取れるようになると、140キロ台の速球と低めへのスライダーを組み合わせ、三振の山を築いた。9奪三振中7つを6回以降に奪うという結果に、梶原監督は「後半はテンポ良く投げていた」とたたえた。

 昨秋の開幕戦は中盤以降に乱れ、9回4失点で敗戦投手となったが見事雪辱。梶原監督も「最高学年になり、精神的にたくましくなった」と、落ち着いた投球を評価する。

 「全員で優勝を狙いに行く。結果にこだわっていきたい」。本格派右腕は、最高の結果で春をスタートさせた。 (深世古峻一)

◇瑞穂(愛院大1勝)
愛産大 000000000―0
愛院大 00000020x―2

(2013年4月7日 中日新聞朝刊28面より)
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