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2008.09.15
小川雪辱 無安打リリーフ 愛院大タイに
嫌な流れを自ら止めた。愛院大は13日に10失点で大敗を喫した小川が、逆転の危機だった7回2死一、二塁から救援登板。無失点で投げきり、汚名を返上した。
「昨日とは逆に、フォームを気にせず思い切り腕を振ろうと思った。球も走っていたし、その分フォークも効いたと思います」と、ほっとした笑顔。いきなり四球で満塁にしたが、落ち着いて腕を振り、次の打者を三ゴロに仕留めた。最終回も3四死球で2死満塁の大ピンチを迎えたものの、最後の打者を一ゴロに切って取った。
エースが復活
「(四死球が多いのも)小川の持ち味が戻ってきたかな」と、田中洋監督(38)も、エースの復活にほっと胸をなで下ろす。前日の試合のビデオを見て、ミスを悔やむ表情が出ていたことに着目。小川の帽子に「引きずるな。一球一球切り替え」と書き込んだ。打たれれば小川の投手人生に大きな傷を残しかねない場面でも思い切って送り出した。
小川も1日で気持ちを切り替えた。「本当にいろいろ考えて、何でもやってみようと」。1年春に連勝を続けていた時のアンダーシャツを急きょ引っ張り出して着た。「(春用なので)暑かったけど」。できることをして無心に返った。
「明日は勝ち点を取れる大事な試合。もちろん先発で大丈夫です」と、3連投にも意欲を見せる小川。どん底からはい上がったエースが、今度こそ真の力を見せつける。(田中一正)
愛院大が名商大に6−4で勝ち、タイに戻した。1回戦で10失点した主戦小川優投手(2年・東濃実)が、1点差の7回から連日の登板で見事なリリーフを演じた。中京大は愛産大に3−2で連勝し、勝ち点1を挙げた。6回に同点に追いつかれたが、8回2死満塁で鈴木琢真右翼手(2年・県岐阜商)が押し出しの四球を選び勝ち越し。6回途中から登板した1年生の大西洋輔投手(成章)がリーグ戦初勝利を飾った。
◇2回戦(中京大2勝)
愛産大 000002000―2
中京大 10100001x―3
◇2回戦(1勝1敗)
愛院大 300200001―6
名商大 001210000―4
本塁打倉田(名)
(2008年9月15日 中日スポーツより)
「昨日とは逆に、フォームを気にせず思い切り腕を振ろうと思った。球も走っていたし、その分フォークも効いたと思います」と、ほっとした笑顔。いきなり四球で満塁にしたが、落ち着いて腕を振り、次の打者を三ゴロに仕留めた。最終回も3四死球で2死満塁の大ピンチを迎えたものの、最後の打者を一ゴロに切って取った。
エースが復活
「(四死球が多いのも)小川の持ち味が戻ってきたかな」と、田中洋監督(38)も、エースの復活にほっと胸をなで下ろす。前日の試合のビデオを見て、ミスを悔やむ表情が出ていたことに着目。小川の帽子に「引きずるな。一球一球切り替え」と書き込んだ。打たれれば小川の投手人生に大きな傷を残しかねない場面でも思い切って送り出した。
小川も1日で気持ちを切り替えた。「本当にいろいろ考えて、何でもやってみようと」。1年春に連勝を続けていた時のアンダーシャツを急きょ引っ張り出して着た。「(春用なので)暑かったけど」。できることをして無心に返った。
「明日は勝ち点を取れる大事な試合。もちろん先発で大丈夫です」と、3連投にも意欲を見せる小川。どん底からはい上がったエースが、今度こそ真の力を見せつける。(田中一正)
愛院大が名商大に6−4で勝ち、タイに戻した。1回戦で10失点した主戦小川優投手(2年・東濃実)が、1点差の7回から連日の登板で見事なリリーフを演じた。中京大は愛産大に3−2で連勝し、勝ち点1を挙げた。6回に同点に追いつかれたが、8回2死満塁で鈴木琢真右翼手(2年・県岐阜商)が押し出しの四球を選び勝ち越し。6回途中から登板した1年生の大西洋輔投手(成章)がリーグ戦初勝利を飾った。
◇2回戦(中京大2勝)
愛産大 000002000―2
中京大 10100001x―3
◇2回戦(1勝1敗)
愛院大 300200001―6
名商大 001210000―4
本塁打倉田(名)
(2008年9月15日 中日スポーツより)