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中日新聞掲載の大学記事

2008.09.14

名商大、中京大が先勝 愛知大学野球

 愛知大学野球秋季リーグ(中日新聞社後援)は第2週第1日の13日、愛知県豊田市の中京大グラウンドで1回戦2試合を行い、名商大と中京大が先勝した。

 名商大は1回、高木、高見沢の適時打など打者11人の猛攻で6点を先制。制球に苦しむ愛院大のエース小川から、三回までに大量10点を奪った。

 中京大はエース右腕小椋が2失点完投し、今季初勝利。愛産大は、先発井田の力投に打線が応えられなかった。


◇中京大(名商大1勝)
名商大 631000100―11
愛院大 001000103―5

本塁打村松(商)前田(院)

◇中京大(中京大1勝)
中京大 000002100―3
愛産大 000000200―2

◇2部(13日・愛工大)
東学大 006100000―7
名院大 001000000―1

(東)西口−中野
(名)河瀬、伊川、高阪、西村−磯部

星城大 000000000―0
愛 大 00100000x―1

(星)林−後田
(愛)祖父江−赤田


愛院大小川乱調10失点

 リーグを代表する右腕の威厳が、一球ごとにそぎ落とされていった。一回。愛院大のエースとして初戦に先発した小川が、いきなり6安打と2四球を献上して6失点。「体に特に不調はない。相手の勢いを止められなかった」。入学から今春まで、16連勝したとは思えぬ乱調だった。

 昨年は無傷の13勝を挙げたが、今春は愛産大戦で初黒星を喫し、優勝を懸けた中部大戦も敗北。最多タイの6勝を挙げたものの、1試合当たり6四死球以上を与えるほど制球難に苦しんだ。

 夏場に課題を克服したはずが、名商大の1番多田への初球を左翼線に運ばれるとリズムを崩した。犠打を挟んで3−7番を1人も打ち取れず、けん制悪送球や暴投も。「投げながら球を見すぎた」。腕を強く振れず、球を置きに行ったことを独特の表現で悔やんだ。

 田中監督は「初戦で浮足立ったのか…。切り替えて戦うしかない」。春に4連覇を逃し、リベンジを期す愛院大。そのかぎを握る2年生右腕が復調してこそ、秋の優勝争いは盛り上がる。 (鈴木智行)

(2008年9月14日 中日新聞朝刊県内版より)
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