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中日新聞掲載の大学記事

2013.02.22

「老後は貯金と貯筋」 海津で朝日大教授講演

 朝日大経営学部の山本英弘教授が、海津市の海津総合福祉会館で「ちょきん(貯筋)の話 寝たきり老人にならないために」のテーマで講演した。

 山本さんは「人は20歳ごろをピークに老化が始まる」と指摘し、「筋肉は1年間で1%萎縮し、ベッドで2日間寝たままでも1%落ちる」と説明した。

 その上で、限界の50%程度の負荷で筋力や筋持久力を高める「スロートレーニング」を紹介。いすを使って立ったり座ったりをゆっくり繰り返す運動を一緒に実践し、散歩や軽い運動を続けて筋力を維持、増進する「貯筋」を勧めた。

 山本さんは「老後には貯金と貯筋が必要。貯金は使うとなくなるが、貯筋は使ってためる」と説明し、「すべては健康から始まる。元気な中高年が増えれば医療費が抑制され、日本経済を救うだろう」と話した。

 講演会は、大垣共立銀行の高須、今尾、南濃、野寺の各支店の親睦会が主催。50人が聴講した。(松瀬晴行)

(2013年2月22日 中日新聞朝刊西濃総合版より)
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