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2012.12.25
高校生電気自動車プロジェクト 専門家から電池学ぶ
エジソンが作った電気自動車を複製する「高校生電気自動車プロジェクト」(中日新聞社共催)の一環で、ソニー元執行役員の西美緒さんを招いた講演会が、名古屋市昭和区の名古屋工業大で開かれた。
プロジェクトは、名古屋市科学館などが昨年度から3年計画で企画し、市内の旭丘、菊里、向陽、桜台の4つの高校から生徒40人が参加している。
西さんは、リチウムイオン電池の商品開発の先駆者で、大きなエネルギーを持つ半面、発火しやすい素材のリチウムの安全性を高め続けた研究を振り返った。その上で、電気自動車がガソリン車の2倍以上のエネルギー効率を持つため、量産化が進むとの見方も示した。
プロジェクトに参加している高校生らは既に車台を完成。来年度は自動車を走らせる鉛電池の開発に取り掛かる。菊里高1年の高木亜蘭君(16)は「いかに小さい電池で長く車を走らせるか。エネルギー効率を高めるのは忍耐のいる作業。他校の仲間と連携して克服していきたい」と話した。(相坂穣)
(2012年12月25日 中日新聞朝刊県内版より)
プロジェクトは、名古屋市科学館などが昨年度から3年計画で企画し、市内の旭丘、菊里、向陽、桜台の4つの高校から生徒40人が参加している。
西さんは、リチウムイオン電池の商品開発の先駆者で、大きなエネルギーを持つ半面、発火しやすい素材のリチウムの安全性を高め続けた研究を振り返った。その上で、電気自動車がガソリン車の2倍以上のエネルギー効率を持つため、量産化が進むとの見方も示した。
プロジェクトに参加している高校生らは既に車台を完成。来年度は自動車を走らせる鉛電池の開発に取り掛かる。菊里高1年の高木亜蘭君(16)は「いかに小さい電池で長く車を走らせるか。エネルギー効率を高めるのは忍耐のいる作業。他校の仲間と連携して克服していきたい」と話した。(相坂穣)
(2012年12月25日 中日新聞朝刊県内版より)