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中日新聞掲載の大学記事

2012.12.20

世界コスプレサミットの出場者 通訳や案内 学生が支援

■名古屋で実行委発足 「海外に好かれる日本文化興味」

 海外のコスプレ愛好者が名古屋に集い、日本のアニメキャラクターの衣装や演技の完成度を競う「世界コスプレサミット」の出場者を支援するボランティアグループ「おもてなし学生実行委員会」が19日、名古屋市内で発足した。参加した学生たちは、コスプレが日本文化の一つとして海外に注目されている点に強い興味を持っている。(伊藤隆平)

 世界コスプレサミットは2003年から毎年開催。テレビ愛知、外務省、名古屋市と運営事務局を担う企業「WCS」などが開いている。ことし7〜8月のサミットには、アジアや欧州などの20カ国から出場者が集まった。

 学生実行委の立ち上げはWCSの発案。メンバーの大学生たちが、各国から訪れる出場者に付き添って通訳や案内をする。代表に就いた名古屋市立大4年の早川昇吾さん(22)は最近、海外にコスプレファンが多いと知って興味を持ったという。「以前から、自分や周りの若者が日本文化に関心が低いのをおかしいと思っていた。海外に好かれる日本文化としてのコスプレに触れてみたい」と活動に参加した動機を語る。

 この日の発足式には県内を中心に、岐阜、三重県などの学生20人が参加した。今後の活動に向けて話し合い、「協力して何かをつくり上げてみたい」といった意見が出た。

 やはり、コスプレの文化的側面に関心を抱く名古屋大3年の後藤崚介さん(22)は「サミットに集う誰もが自分を思いっきり出している。この面白い世界をよく見て、応援もしてみたい」と話していた。

 次回サミットは来年夏に開催の予定。実行委ではメンバーを募集している。(問)テレビ愛知事業部=電052(243)8600

(2012年12月20日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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