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2012.12.05
「世界景気減速へ」 トヨタ副社長ら予測 中京大講座
中京大学公開講座の景気シンポジウム「来年の経済見通し」(中京大、中部経済同友会主催、中日新聞社後援)が4日、名古屋市内で開かれ、約1100人が出席した。
パネル討論で、トヨタ自動車の小沢哲副社長は世界経済を「来年にかけて成長鈍化、景気減速。来年の世界自動車市場は横ばい、伸びても微増」と予測。中部経済同友会の柘植康英代表幹事は、国内経済を「鉄道やレジャーなど、内需の一部は堅調。世界経済は緩やかな回復に向かう可能性があり、基本的には右肩上がりではないか」と語った。
国内経済の課題について、中部経済産業局の紀村英俊局長は「企業の海外移転が進み、『根こそぎ空洞化』になりかねない。国内にしっかり拠点があり、海外展開していただくことが重要」と指摘。中京大大学院ビジネス・イノベーション研究科の伊藤清道科長は「中国、インドとしたたかに交渉できる人材の育成が必要」と述べた。
(2012年12月5日 中日新聞朝刊15面より)
パネル討論で、トヨタ自動車の小沢哲副社長は世界経済を「来年にかけて成長鈍化、景気減速。来年の世界自動車市場は横ばい、伸びても微増」と予測。中部経済同友会の柘植康英代表幹事は、国内経済を「鉄道やレジャーなど、内需の一部は堅調。世界経済は緩やかな回復に向かう可能性があり、基本的には右肩上がりではないか」と語った。
国内経済の課題について、中部経済産業局の紀村英俊局長は「企業の海外移転が進み、『根こそぎ空洞化』になりかねない。国内にしっかり拠点があり、海外展開していただくことが重要」と指摘。中京大大学院ビジネス・イノベーション研究科の伊藤清道科長は「中国、インドとしたたかに交渉できる人材の育成が必要」と述べた。
(2012年12月5日 中日新聞朝刊15面より)