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中日新聞掲載の大学記事

2012.10.11

なごやめし全国販売を スーパー活用 大学生「ナゴ活」案発表

 企業でのインターンシップ(就業体験)を通じて、大学生が名古屋市の活性化策を考える「名古屋活性インターン『ナゴ活』」の成果発表会が10日、市役所であり、学生たちは「なごやめし」を使った活性化のアイデアなどを披露した。市によると、企業と学生が連携して行政の活性化策を考えるのは、全国的にも珍しい取り組みだという。

 参加したのは名古屋大、中京大、立命館アジア太平洋大の3年生8人。9月中旬からの2週間、マックスバリュ中京(本社・中村区)で2グループに分かれてインターン実習しながら、会社の資源を利用した活性化策をそれぞれ練り上げた。

 1つ目のグループは、2014年度からの活用策を検討している「ランの館」(中区)に、なごやめしを提供する観光スポットづくりを提案。「新たななごやめしを開発しマックスバリュを通じて全国にも広告、販売する」と説明。別のグループはマックスバリュ店内に市民の要望や案内に対応する相談窓口を置く案を紹介した。

 山崎浩史社長は「いずれも実現可能。市と一緒に考えたい」と評価。市総合調整部の松雄俊憲部長は「行政だけでは対応できない時代。学生と企業が一緒に考えて新たに提案してもらう場ができた。市も一緒に汗をかきたい」と述べ、今後の事業拡大に期待を寄せた。 (広瀬和実)

(2012年10月11日 中日新聞朝刊市民版より)
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