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中日新聞掲載の大学記事

2012.08.08

フライングディスク競技 アルティメット ジュニア大会代表 中京大 大津さん・日向さん

■12日から アイルランドで 瀬戸の2人 世界へ挑戦

 フライングディスク競技アルティメットの「世界ジュニアアルティメット選手権大会」に出場する男女の日本代表に、瀬戸市から大津準さん(19)=今林町=と、日向(ひなた)愛理さん(18)=水南町=が選ばれた。競技の普及に勢いを付けるべく、瀬戸の若者2人が12日からアイルランドで戦う。(水越直哉)

 アルティメットは、7月の世界大会で日本女子チームが20年ぶりの世界一に輝き、本年度から中学校体育で選択できるようになるなど注目が集まる「バスケットボールとアメリカンフットボールを合わせた競技」。1チーム7人でフライングディスクを投げてつなぎ、ゴールゾーンで味方からのパスを受けると得点になる。持って歩くことや落としてもいけないため、空中での攻防が魅力だ。

 2人とも学生選手権で優勝経験のある中京大アルティメット部に所属。強豪校だが、ほとんどの選手は大学から競技を始める。日向さんは始めて3カ月で日本代表の座をつかんだことになる。

 日本フライングディスク協会(東京)によると、アルティメット部を持つ大学は全国に男子が51、女子が43と、まだマイナースポーツだ。

 2年の大津さんは小学校から高校までは野球に打ち込んだが「投げる、捕る、跳ぶ動きが格好いい」と入部。飛んできたディスクをキャッチするポジション「ミドル」で活躍する。「相手の裏をかく動きで、前回の13位を上回る成績を残したい」と意気込む。

 1年の日向さんのポジションは、攻撃の起点「ハンドラー」。テニスをしていた経験から手首が強く、正確で距離のあるスローに磨きをかける。将来は教員志望。「先生になってアルティメットを普及させたい」という夢に向け、大きな第一歩を踏み出す。

(2012年8月8日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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