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中日新聞掲載の大学記事

2012.07.11

岡崎っ子「五輪で恩返し」 中村選手 陸上400メートル障害 山本選手 棒高跳び 市長訪問

 ロンドン五輪に出場する岡崎市出身の中村明彦選手(21)=陸上400メートル障害、中京大4年=と山本聖途選手(20)=棒高跳び、同3年=が10日、市役所を訪れ、柴田紘一市長に抱負を語った。

 2人とも高校までずっと岡崎で過ごした生粋の「岡崎っ子」だ。中村選手は緑丘小と六ツ美北部小に通った後に六ツ美北中へ、山本選手は岩津小から岩津中へと進んだ。高校も、学年こそ1つ違うものの、そろって地元の岡崎城西高だった。

 それだけに郷土愛は強く、そろいの五輪公式ブレザーで登場したこの日も、中村選手は「中学生のころから市民駅伝など地元の陸上大会に多く出場していた」と明かし、山本選手は「岡崎にいちず」と言い切ったほど。

 「結果を出し、岡崎に育ててもらった恩返しをしたい」と口をそろえた。抱負では「自己ベストを更新して、とにかく1本でも多く走る」(中村選手)「確実に予選通過して8位入賞を目指す」(山本選手)と力強く語った。

 柴田市長も「岡崎市の誇り」と激励していた。

 2人とも五輪に向け最終調整に励んでいる。6日に京都市であった西日本学生陸上競技対校選手権では、山本選手が自己ベストでもあった日本学生記録を2センチ更新して5メートル62で優勝し、中村選手も五輪出場種目とは別の110メートル障害で2位に入るなど好調だ。(嶋村光希子)

(2012年7月11日 中日新聞朝刊西三河版より)

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