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中日新聞掲載の大学記事

2012.07.11

名市大看護学部 特別入試枠は2人 陸前高田支援 来年度から5年間

 名古屋市立大は10日、岩手県陸前高田市の高校生を対象に看護学部看護学科に新設する特別入学枠の概要を公表した。受け入れ人数は毎年2人。期間は2013年度から18年度入試までの5年間とする。(中村禎一郎)

 特別入学枠を受験できるのは、入試時点で陸前高田市に住む高校生。岩手県の陸前高田か、大船渡市、住田町にある4高校に通っていることも条件となっている。

 選抜方法は推薦入試を予定。合格者は入学料や授業料など計250万円が免除される。名市大は現在の学年定員80人を2人増やして82人に拡充して対応。現在、文部科学省に定員変更の承認を申請している。

 特別入学枠の新設は、陸前高田を「丸ごと支援」する名古屋市からの要請を受けた措置。陸前高田の復興には地域医療を支える看護師の需要が高いと判断した。

 また、名市大は9月から11月ごろまで、陸前高田の岩手県立高田病院に看護師を派遣することを併せて発表。期間は1人2週間ずつ。計7人の看護師が高田病院で外来や訪問診療業務に当たり、被災地医療を学ぶ。

(2012年7月11日 中日新聞朝刊市民版より)

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