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中日新聞掲載の大学記事

2012.07.03

ゆるキャラで模擬選挙 “本選”控え子どもたち 四日市大生企画 「将来の投票頭の片隅に」

 若者の投票率向上を目指す四日市大(四日市市萱生町)の学生グループ「ツナガリ」が1日、市内の商業施設で、気に入ったゆるキャラに投票してもらう子ども対象の「ゆるキャラ選挙」を開いた。親しみやすい模擬選挙を企画し、「将来のために投票への意識を頭の片隅に残してもらいたい」と呼び掛けた。(加藤健太)

 ゆるキャラ選挙は、11月に控える市長選の啓発のため、市選挙管理委員会が8月1日からインターネットで実施する。先立って、ツナガリの3人が子ども向けに開いた。

 候補者は市の「こにゅうどうくん」、消防本部の「ラブ」、四日市けいりんの「フォーリン」の3体。学生たちが着ぐるみに入り、汗だくになりながら身ぶり手ぶりで愛嬌(あいきょう)を振りまいた。

■1位は「ラブ」

 子どもたちは本番と同じ様式の投票用紙を手に、お気に入りのキャラを選んでいた。1時間ほどで183票が集まり、大接戦の中、ラブが67票でトップに。知名度の高さから優勢と思われたこにゅうどうくんは僅差で2位だった。獲得した票数は、8月からの選挙で加算される。

 ツナガリ代表の3年谷祐貴さん(20)は予想以上の好反応に手応えを感じた様子。「参加した子の家族にも投票について考えてもらえれば」と話した。

(2012年7月3日 中日新聞朝刊北勢版より)

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