進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2012.06.29

ポスターで反原発 きょうから名芸大で作品展 北名古屋

 「愛知反原発ポスター展」が29日から、北名古屋市徳重の名古屋芸大西キャンパス「アート&デザインセンター」で開かれる。脱原発のメッセージを視覚に訴えようと、国内外のグラフィックデザイナーやイラストレーターの作品243点が一堂に並ぶ。7月4日まで。

 国内のデザイナーらが結成した反原発ポスター展実行委員会のメンバーで名古屋芸大デザイン学部の佐藤浩教授(70)と溝口和夫教授(69)が中心となって企画した。

 実行委は昨年9月、都内で開かれた「さようなら原発5万人集会」で、全国から寄せられたポスターを掲げてデモに参加。その後、米国やドイツなど海外からも作品を集め、全国で巡回展を開いている。全ての作品が並ぶのは、都内で初開催した昨年11月以来、国内で2回目。

 避難区域に取り残され悲しげなまなざしを向ける家畜など、原発事故がもたらす悲劇が表現されている。著名な作家も出品している。イラストレーターの和田誠さんは、原発を背景に、放射線から守ろうと、子どもを抱きかかえる母親を描いた。

 入場無料。30日午後2時から、実行委メンバーでイラストレーターのU・G・サトーさんを招いた佐藤教授らとの対談がある。

(問)名古屋芸大=電0568(24)0325

(添田隆典)

(2012年6月29日 中日新聞朝刊県内版より)

戻る < 一覧に戻る > 次へ