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中日新聞掲載の大学記事

2012.06.09

亜大、早大V争い軸 12日から全日本大学野球 前回8強 愛院大も上位狙う

 第61回全日本大学野球選手権は12日から6日間、26連盟の代表校が参加して神宮球場と東京ドームで開催される。今秋のドラフト会議で注目を集める右腕の東浜を擁する亜大(東都)と、東京・日大三高で昨夏の甲子園大会を制した1年の吉永が主戦の早大(東京六大学)を軸に優勝争いが展開しそうだ。

 東浜は大崩れしない投球術が強み。打線がやや迫力不足なだけに、右肩にかかる責任は重い。右腕の吉永はルーキーらしからぬマウンドさばきで、防御率はリーグトップの1.25。早大は左腕の高梨にも安定感があり、打線も強力だ。

 大体大(阪神)は左の松葉、右の宮川と二枚看板がチームを引っ張る。東北福祉大(仙台六大学)も層の厚い投手陣で上位をうかがう。東海大(首都)や立命大(関西学生)は総合力が高い。前回大会4強で川満、大瀬良と好投手をそろえる九州共立大(福岡六大学)や創価大(東京新大学)も強い。

 前回8強、昨秋神宮大会準優勝の愛院大(愛知)は経験豊かな野手陣を中心に上位進出を目指す。来春の大学閉鎖が決まっている三重中京大(東海)、35回目出場の福井工大(北陸)も躍進を誓う。

 延長10回から1死満塁で攻撃を始めるタイブレーク方式を、節電で昨年初めて採用した。今大会も実施する。

(2012年6月9日 中日新聞朝刊27面より)

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