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中日新聞掲載の大学記事

2008.08.08

災害時に役立つ蓄光製品 メーカー23社が名城大で展示会

 暗闇で光る特殊顔料「蓄光塗料」を使った災害など停電時の避難誘導製品の展示会が7日、天白区の名城大であった。製品の普及を目指し、同大と関連メーカー23社でつくる発光システム研究会が開いた。

 各社のブースでは蓄光塗料で表面を加工したじゅうたんやシートなどの製品が紹介された。会場には暗室も設けられ、訪れた人たちが製品の性能を確かめた。

 同大建設システム工学科の藤田晃弘准教授(材料学)によると、蓄光材の避難誘導表示は電池式の従来製品のようにこまめに点検しなくてよいなどの利点がある一方、コスト高が課題。東京都内の地下鉄構内では設置が義務付けられたが、全国的な普及になっていない。(小笠原寛明)

(2008年8月8日 中日新聞朝刊市民版より)
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