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中日新聞掲載の大学記事

2012.06.02

過疎化地域に学生パワー期待 名古屋産業大 就業体験協定結ぶ

■美杉・太郎生地域づくり協 今年から 夏休みに短期プログラム開始

 津市美杉町太郎生の住民でつくる太郎生地域づくり協議会は1日、名古屋産業大学(愛知県尾張旭市)とインターンシップ(就業体験)の協定を結んだ。過疎化が激しい地域の課題解決に向け、若い世代の視点や力を期待し、今夏から学生を受け入れていく。(住彩子)

 調印式は津市美杉町太郎生で協議会が運営する旅館「たろっと三国屋」で開かれた。協議会のメンバーと大学関係者計8人が出席。大学の伊藤雅一学長と協議会の水井達雄会長が協定書に署名し、今後の活動への意気込みを話し合った。

 名産大はインターンシップを4月からカリキュラムに導入。学生は2〜4人に分かれて海外や農山村、企業で3カ月ほど滞在しながら就業体験する。太郎生地域での実施は2014年度春からだが、夏休みを利用した4日間ほどの短期プログラムを今年から始める。伊藤学長は「都市部と違い、創意工夫の取り組みが目に見える。地域の人と関わって苦労しながら学んでほしい」と狙いを語った。

 インターンシップの提携先を探していた大学側が4月ごろ、市役所を通じて協議会に打診。水井会長らが「ぜひお願いしたい」と快諾して実現した。水井会長は「私たちは情報発信力に乏しいので学生に期待したい」と笑顔を見せた。

(2012年6月2日 中日新聞朝刊津市民版より)

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