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中日新聞掲載の大学記事

2012.05.25

全国切符獲得へ気合 来春閉校 三重中京大野球部

■あすから東海春季選手権

 来年3月に閉校する三重中京大(松阪市)の野球部が、東海地区大学野球三重学生春季リーグで優勝した。神宮球場(東京)で6月に開かれる全日本大学選手権への出場をかけて、26日から東海地区の春季選手権(中日新聞社後援)に県代表として挑む。2年ぶりの全国の舞台を目指して、ナインは意気込んでいる。(平野梓)

 現在の野球部員は全員4年生で24人。自分たちが最後の卒業生になり、下級生はいない。普通なら後輩が担う練習準備や試合間のグラウンド整備なども全員でこなしている。4年間、苦労を共にして全国大会を目指してきた部員たちの結束力は強い。

 三重春季リーグでは、最速154キロの直球で三振を奪う右腕エース則本昴大(たかひろ)投手と、スライダーやカーブの巧みな長谷川亮佑投手を軸に、堅い守りを見せた。打撃面では、勝負強い法本剛弥(ほうもとたかや)選手らの上位打線がつなぎ、着実に点を重ねた。

 中村好治監督は「全国で勝てるチームにしようと練習を積んできた。三重リーグも、しんどかったが、選手たちのやる気は高まっている」と語る。河野大樹主将は「部員数は少ないが、総力戦で臨み、勝って喜びたい」、則本投手は「エースとして、しっかり試合をつくり、流れをこちらに持って来るピッチングで、全国大会に出たい」と意気込む。

 東海地区大学野球春季選手権は26日、浜松市の浜松球場で開かれ、三重中京大は午前9時から日大国際関係学部(静岡)、午後2時から岐阜経済大(岐阜)と対戦する予定。

(2012年5月25日 中日新聞朝刊三重総合版より)

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