豊田市の愛知工業大八草キャンパスで１９日、「ロボットミュージアム」が開かれ、元国際宇宙ステーション運用管制官の山崎大地さんが「宇宙への夢を支えるものづくり」と題して講演した。

　宇宙飛行士の山崎直子さんの夫でもある大地さんは、宇宙ステーションで使われるロボットや直子さんの初飛行についてスライドを交えて学生らに説明。「宇宙はこれから身近な存在になる。夢を持ち続け努力して」と呼び掛けた。

　ロボットミュージアムは愛工大のロボット研究を地域の人や子どもたちに分かりやすく紹介しようと、３月に続いて開催。研究内容の展示や動物ロボットを作るワークショップもあった。

　当面はイベント形式で開き、２年後の常設化を目指している。７月のオープンキャンパスや１０月の大学祭でも開く。（川原田喜子）

（2012年5月22日　中日新聞朝刊西三河総合版より）