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2012.05.22
愛知大学野球 愛院大 3季連続の完全優勝
すでに優勝を決めている愛院大が名商大に6−2で快勝。2勝1敗で勝ち点5に伸ばし、3季連続で全カードで勝ち点を挙げる完全優勝を達成した。愛院大は今季不振だったエース・永岡靖人投手(4年・宇部鴻城)が2失点完投。出場する全日本大学野球選手権大会(神宮、東京ドームで6月12日開幕)に向けて弾みをつけた。愛院大は開幕日に東京ドームで行われる1回戦で上武大(関甲新学生連盟)と対戦する。
■エース永岡 復調の兆し 2失点完投 全日本選手権に弾み
完全優勝以上にうれしいエースの好投だった。今季1勝と苦しんでいた永岡が名商大打線を5安打2失点に抑えて完投。「1人で投げ切ろうと思っていた。結果が出て良かった」と永岡。まだ本調子ではないものの、全国に向けて光明が見えた。
20日夜のミーティング前までは、19日の1回戦で5勝目を挙げた3年生右腕・萩原が先発する予定だった。だが捕手・古川を中心とする野手陣が永岡の先発起用を訴えた。
「負けも覚悟だった。でも、全国で勝つには永岡さんが投げないと」と古川。ナインが望んだのは完全優勝よりエースの復活。その思いを知った永岡が燃えないわけはない。「責任を感じていたし、恩返ししたいと思った」。意地と気迫で9イニングを投げきった。
伊藤孝真総監督(53)は「絶対に必要な投手。ちょっと先が見えたかな」と永岡の力投を喜んだ。田中主将も「弾みがついた。地獄の練習をして、チーム力をもう一段階上げたい」と笑顔で話した。次は昨年8強に進んだ全日本選手権。復調したエースとともに挑む。 (麻生和男)
■名商大 課題は打撃
名商大は勝ち点2で全日程を終了した。20日の2回戦では9回に3点差をひっくり返してサヨナラ勝ちしたが、この日は2回までに4点を失い、打線もつながらなかった。中村監督は「投手陣はある程度頑張っている。ただ、点を取るために、もっと考えないと」と秋季リーグ戦に向けての課題を挙げた。
▽3回戦(愛院大2勝1敗)
名商大 010000100―2
愛院大 13000200x―6
(2012年5月22日 中日スポーツ9面より)
■エース永岡 復調の兆し 2失点完投 全日本選手権に弾み
完全優勝以上にうれしいエースの好投だった。今季1勝と苦しんでいた永岡が名商大打線を5安打2失点に抑えて完投。「1人で投げ切ろうと思っていた。結果が出て良かった」と永岡。まだ本調子ではないものの、全国に向けて光明が見えた。
20日夜のミーティング前までは、19日の1回戦で5勝目を挙げた3年生右腕・萩原が先発する予定だった。だが捕手・古川を中心とする野手陣が永岡の先発起用を訴えた。
「負けも覚悟だった。でも、全国で勝つには永岡さんが投げないと」と古川。ナインが望んだのは完全優勝よりエースの復活。その思いを知った永岡が燃えないわけはない。「責任を感じていたし、恩返ししたいと思った」。意地と気迫で9イニングを投げきった。
伊藤孝真総監督(53)は「絶対に必要な投手。ちょっと先が見えたかな」と永岡の力投を喜んだ。田中主将も「弾みがついた。地獄の練習をして、チーム力をもう一段階上げたい」と笑顔で話した。次は昨年8強に進んだ全日本選手権。復調したエースとともに挑む。 (麻生和男)
■名商大 課題は打撃
名商大は勝ち点2で全日程を終了した。20日の2回戦では9回に3点差をひっくり返してサヨナラ勝ちしたが、この日は2回までに4点を失い、打線もつながらなかった。中村監督は「投手陣はある程度頑張っている。ただ、点を取るために、もっと考えないと」と秋季リーグ戦に向けての課題を挙げた。
▽3回戦(愛院大2勝1敗)
名商大 010000100―2
愛院大 13000200x―6
(2012年5月22日 中日スポーツ9面より)