名東区の区民まつりが１２日、地下鉄藤が丘駅周辺であり、１万人が模擬店やステージを楽しんだ。

　今年は「歴史」がキーワード。地元出身の戦国武将柴田勝家の財宝を探す物語のラリーを企画した。多くの小学生らが参加し、謎解きをしながら、駅の一帯を散策した。段ボールで作った名古屋城の模型（写真、高さ２．３メートル）も展示し、園児が中で遊んだ。制作した愛工大建築研究会の４年河野公隆さん（２１）は「城郭など日本のすごさに関心を持つきっかけになればうれしい」と話した。

　英語の５月（メイ）にかけ、今月１０日を「名東の日」に定めている。まつりは区役所や商店街などの実行委員会が開いた。　（丸田稔之）

（2012年5月13日　中日新聞朝刊市民版より）