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2008.07.30
高い身体能力“武器” 和田見里美選手(21) 中京大3年
自転車女子ポイントレース
中学まで陸上部。走り高跳びでは県大会で上位に入った。「完全燃焼した」。高校では陸上はやめようと思った。そんな時、陸上部の先生に自転車を勧められた。
進学した高校には自転車部がなかったが、隣の倉吉西高(鳥取県倉吉市)自転車部の教諭を紹介してもらい、同校の練習に参加。自転車を始めてわずか2カ月後の県大会で、全国入賞できるようなタイムを出した。
「自転車はスピードが楽しい」と言う。一定の距離ごとの順位で得点を足すポイントレースは、ほとんどの女子選手が後半でペースが落ちる。だが、陸上で身に付けたスタミナと抜群の身体能力で、最後まで飛ばし続ける。
中京大自転車競技部の松瀬博見監督(58)は「困難にも心を乱さず常に平静で、辛抱強い。厳しい練習にも黙々と取り組む」と、精神力も高く評価する。
一人暮らしで自炊しながら、大学の授業と北京に向けた練習を両立している。「結果より、自分の中で納得できる悔いのないレースをしたい」 (砂本紅年)
わだみ・さとみ 1987年5月生まれ。鳥取県北栄町出身。倉吉東高2年で全国高校選抜2000メートル個人追い抜きを制覇。2005年全日本選手権ポイントレース優勝。翌年、中京大に進み、全日本選手権3000メートル個人追い抜き優勝。昨年のB世界選手権女子ポイントレースで優勝。
(2008年7月30日 中日新聞朝刊愛知総合版より)
中学まで陸上部。走り高跳びでは県大会で上位に入った。「完全燃焼した」。高校では陸上はやめようと思った。そんな時、陸上部の先生に自転車を勧められた。
進学した高校には自転車部がなかったが、隣の倉吉西高(鳥取県倉吉市)自転車部の教諭を紹介してもらい、同校の練習に参加。自転車を始めてわずか2カ月後の県大会で、全国入賞できるようなタイムを出した。
「自転車はスピードが楽しい」と言う。一定の距離ごとの順位で得点を足すポイントレースは、ほとんどの女子選手が後半でペースが落ちる。だが、陸上で身に付けたスタミナと抜群の身体能力で、最後まで飛ばし続ける。
中京大自転車競技部の松瀬博見監督(58)は「困難にも心を乱さず常に平静で、辛抱強い。厳しい練習にも黙々と取り組む」と、精神力も高く評価する。
一人暮らしで自炊しながら、大学の授業と北京に向けた練習を両立している。「結果より、自分の中で納得できる悔いのないレースをしたい」 (砂本紅年)
わだみ・さとみ 1987年5月生まれ。鳥取県北栄町出身。倉吉東高2年で全国高校選抜2000メートル個人追い抜きを制覇。2005年全日本選手権ポイントレース優勝。翌年、中京大に進み、全日本選手権3000メートル個人追い抜き優勝。昨年のB世界選手権女子ポイントレースで優勝。
(2008年7月30日 中日新聞朝刊愛知総合版より)