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2011.12.15
中部大の武田教授 放射能題材に講演 小牧
小牧ライオンズクラブのチャリティー講演会(中日新聞社後援)が、小牧市東部市民センターであり、中部大の武田邦彦教授が放射能をテーマに語った。
5年ほど前まで原子力発電所を推進する立場だった武田教授は、過去の大地震で国内の原発20基が故障したことを挙げ「地震や津波のない米国内陸部で施設が設計されてきたからだ」と、これまでの安全対策が不十分だったことを指摘した。
ただ、原発そのものは「安全かどうか科学的にはまだ分かっていない」と述べ、「私は反原発ではなく、反被ばくの立場」と主張。被ばく線量の安全基準は現時点では医学的根拠が不明確とし、「子どもと女性を最優先して被ばくから守るべきだ」と訴えた。
会場の母親からは子どもを外で遊ばせることへの不安の声が上がり、武田教授は「県内の空間線量は大丈夫だが、木の葉にはセシウムが付着する恐れがあるので、今年は気を付けた方がよい」と助言した。
(2011年12月15日 中日新聞朝刊なごや東総合版より)
5年ほど前まで原子力発電所を推進する立場だった武田教授は、過去の大地震で国内の原発20基が故障したことを挙げ「地震や津波のない米国内陸部で施設が設計されてきたからだ」と、これまでの安全対策が不十分だったことを指摘した。
ただ、原発そのものは「安全かどうか科学的にはまだ分かっていない」と述べ、「私は反原発ではなく、反被ばくの立場」と主張。被ばく線量の安全基準は現時点では医学的根拠が不明確とし、「子どもと女性を最優先して被ばくから守るべきだ」と訴えた。
会場の母親からは子どもを外で遊ばせることへの不安の声が上がり、武田教授は「県内の空間線量は大丈夫だが、木の葉にはセシウムが付着する恐れがあるので、今年は気を付けた方がよい」と助言した。
(2011年12月15日 中日新聞朝刊なごや東総合版より)
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