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中日新聞掲載の大学記事

2011.11.26

地域の風景木版画に 朝日、高根の小中学生 名古屋の学生と交流

 高山市朝日町と高根町の良さを若い世代に再確認してもらおうと、地域の風景を木版画に彫る「第1回朝日・高根百景プロジェクト」が、廃校の旧秋神小学校であり、両町内の小中学生23人が名古屋芸術大生の手ほどきを受けながら木版画を仕上げた。

 文部科学省の委託事業「社会教育による地域の教育力強化プロジェクト」の一環で、朝日中学校区活性化協議会と名古屋芸術大が連携し、「学校と地域の総合的な活性化」をテーマに、廃校となった学校や地元施設を利用しながら実施。学生12人が訪れた。

 小中学生は約6人ずつ4つのグループに分かれ、旧秋神小近くの風景写真を基に、A3判の大きさの木版画作りに臨んだ。

 同大の江津彩香さん(21)が「グラウンドにシカが出たとか新鮮な話がたくさん聞ける。スクールバスで40分かけて通うというのも驚いた」と語ると、朝日中3年の下島優香さん(15)は「何もないところだけど、いいところなのかなあ」と話していた。完成した版画は学生が作った特製あんどんに飾り付け、旧秋神小や市の朝日支所、朝日小と朝日中の4カ所に展示される。来年1月にも木版画作りを予定している。(大沢悠)

(2011年11月26日 中日新聞朝刊飛騨総合版より)
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