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中日新聞掲載の大学記事

2011.10.27

座って森の気配感じて 菰野・庭園 陶器のいす25個設置

 菰野町大羽根園松ケ枝町のパラミタミュージアムの庭園「パラミタガーデン」に、新たな芸術作品の陶器のいすが加わった。愛知県半田市の造形作家で日本福祉大教授の池田昌一さん(45)が6カ所に25個を置いた。

 太陽の光をイメージしたクリーム色の楕円(だえん)形と、月の光を表した白色の長方形のいすがある。波打った側面は木漏れ日で陰影が変化し、滑らかな座面には葉の影が映る。池田さんは「実際に座って、緑の匂いや鳥の鳴き声など森の気配も感じてほしい」と話した。

 ガーデンは4000平方メートルあり、開館前に雑木林を生かして整備された。新作のいすも含めて13種類の芸術作品と、四季折々の草木300種がある。(福岡範行)

(2011年10月27日 中日新聞朝刊広域三重版より)
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