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中日新聞掲載の大学記事

2011.10.27

大同大 女子ハンド 初戦突破必ず!!

■来月2日開幕インカレ 創部2年目で初出場

 東海学生ハンドボールリーグ女子1部に所属する大同大(名古屋市)が、11月2日に岩手県花巻市で開幕する全日本学生選手権(インカレ)に初出場する。昨年に部を創設したばかり。ギリギリの人数で2部リーグからスタートしたチームは、わずか2年で東海のトップクラスに成長した。1、2年生だけのフレッシュな陣営で、大学最高峰の大会に挑む。

■まだ学内では“同好会”扱い 「全国的に名を残したい」

 秋季リーグ2位で決まったインカレ。大同大の出場権獲得は劇的だった。最終戦で2位を争った東海学園大が勝ち、大同大は優勝した中京大に敗戦。勝ち点、相互の対戦(引き分け)、得失点で並んだが、総得点で1点上回った。「負けてダメかと思ったのにビックリ」と主将の飯野。チームは歓喜にわいた。

 創部わずか2年、大学内ではまだ“同好会”の扱いを考えれば快挙だ。昨年は部員数がハンドボールでコートに立てる7人だけ。けが人が出て、試合は成立する6人で試合をしたことも。それでも1季で1部に昇格した。

 1年生が10人加入した今年は一気にレベルアップ。「試合形式の練習ができるようになり、戦術のパターンも増えた」と飯野。GKの古関も「いろんなシュートが受けられる」と攻防両面で、練習環境が大きく改善した。U−24女子日本代表ヘッドコーチでもある斉藤慎太郎監督(46)の指導も生きて、春秋とも優勝争いに絡んだ。

 初めて臨むインカレ。初戦の相手は開催地の富士大だ。「1回勝つチャンスはある」と斉藤監督は初戦突破に頭を巡らす。飯野も「初出場で他の大学にも注目される。全国的に大同大の名を残していけたらいい」。選手の意気込みは高い。 (田中一正)

(2011年10月27日 中日スポーツ10面より)
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