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中日新聞掲載の大学記事

2011.10.23

防犯 大学生が交流 ボランティア4団体会議 名城大など

 県内の大学生ボランティアの4団体が情報交換や交流をする「大学生防犯ボランティアネットワーク会議」(県警地域安全対策課主催)が天白区塩釜口の名城大であった。

 4団体は名城大、東海学園大、中京大などの防犯や被害者支援、復興支援に取り組む。12月に中区の久屋大通公園で開催される「学生EXPO」の参加団体で、県警の呼び掛けで集まった。

 県警によると、過去5年間に県内で認知された事件数は72万件。世帯数でみると、4世帯のうち1世帯で家族の誰かが犯罪被害に遭っている割合になるという。

 会議には、4団体の60人が出席。県警の子ども・女性被害防止対策室長の堀尾理警視(53)が「安心・安全の愛知をつくるには、ボランティアが交流して情報交換することも重要。これがきっかけでネットワークが広がってほしい」とあいさつした。

 講話では、犯罪被害者支援室の渡辺令子警部補(40)が女性や学生を取り巻く性犯罪の例を紹介しながら「性犯罪に遭うのは、挑発した服装をする女性が悪いという思い込みがある。でも、もしあなたの大切な人が性的暴行に遭ったら、そう言えますか」と話した。学生らもメモをとるなど真剣に話を聞いていた。

 東海学園大防犯ボランティア団体TOPSの和久井健太さん(2年)は「被害者の女性の気持ちや容疑者の心理を両方知ることができたのは、将来警察官を目指す私にプラス。他大学との交流も励みになった」と話した。 (神保美希)

(2011年10月23日 中日新聞朝刊市民版より)
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