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2011.10.20
被災地に癒やしの音色を 名音大のグループ 訪問前に演奏会 中村区
東南アジアの民族音楽・ガムランを学ぶ名古屋音楽大(中村区)のグループ「スカルサクラ」が21日から、東日本大震災で亡くなった人の魂や被災された人を、自分たちの音楽で癒やそうと仙台市などを訪れる。出発に先駆け19日、同区稲葉地の同朋学園Doプラザ閲蔵ホールDoで、義援金と活動への協力を呼び掛ける「ジェゴグ演奏会」を開いた。
ジェゴグは、ガムランで使われる巨大な竹筒状の打楽器。低音が重なり響き合う音色は人々の団結力と活動力を鼓舞するとされる。
スカルサクラのメンバーが指導を受けるイ・ク・トゥ・スウェントラさんが、東北地方で演奏した経験があり、インドネシアが大地震などの被害を受けたとき日本から支援してもらった恩返しをしたいと希望したことから、被災地での演奏会を企画した。
この日の演奏会では、名古屋音大の在校生や卒業生20人が参加し、東北でも披露する4曲を演奏。14台のジェゴグによる不思議な調べで、観客を魅了した。
打楽コースで学ぶ、森勇樹さん(同大2年)は「今日は、みなさんに来ていただけてうれしい。竹のぬくもりのある音楽を被災地の方々に伝えたい」と意気込んだ。21日から23日まで滞在し、仙台市と宮城県七ケ浜町などで演奏会を開く予定。(神保美希)
(2011年10月20日 中日新聞朝刊市民版より)
ジェゴグは、ガムランで使われる巨大な竹筒状の打楽器。低音が重なり響き合う音色は人々の団結力と活動力を鼓舞するとされる。
スカルサクラのメンバーが指導を受けるイ・ク・トゥ・スウェントラさんが、東北地方で演奏した経験があり、インドネシアが大地震などの被害を受けたとき日本から支援してもらった恩返しをしたいと希望したことから、被災地での演奏会を企画した。
この日の演奏会では、名古屋音大の在校生や卒業生20人が参加し、東北でも披露する4曲を演奏。14台のジェゴグによる不思議な調べで、観客を魅了した。
打楽コースで学ぶ、森勇樹さん(同大2年)は「今日は、みなさんに来ていただけてうれしい。竹のぬくもりのある音楽を被災地の方々に伝えたい」と意気込んだ。21日から23日まで滞在し、仙台市と宮城県七ケ浜町などで演奏会を開く予定。(神保美希)
(2011年10月20日 中日新聞朝刊市民版より)