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中日新聞掲載の大学記事

2011.09.13

愛大新キャンパスにOB平松さんの作品

■名駅「モネ・睡蓮の池」と「愛の塔」

 名古屋駅南のささしまライブ24地区(名古屋市中村区)にオープンする愛知大の新名古屋キャンパスに、現代日本画家を代表する卒業生平松礼二さん(70)=中日文化賞受賞者=の記念作品が設置される。

 作品は「モネ・睡蓮(すいれん)の池」とその真ん中に立つ「愛の塔」。建物間を結ぶ通路に配置される。円形の池には、フランス印象派画家のモネが手植えしたというスイレンを平松さんが提供する。

 愛の塔は高さ4.6メートルの三角すい。側面には富士山や名古屋の地形、集う人々などを描き、三角形で大学、同窓会、後援会の三位一体の姿勢を表現する。

 平松さんは愛知大を卒業後、美術団体に所属せずに研さん。度々渡仏し、モネの研究も重ねてきた。名古屋市で12日にあった記者会見で「世界を狙える人材を育てるキャンパスになることを願っている」と話した。

 中区の市美術館では13日〜10月23日、平松さんの作品を紹介する「画家五十年の軌跡 平松礼二展」(中日新聞社など主催)が開かれる。モネが描いた池を日本画技法で表現した作品など80点が展示されている。月曜休館、有料。 (中村禎一郎)

(2011年9月13日 中日新聞朝刊県内版より)
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